平成26年度秋期 ITパスポート 問87 解説
中問A(問85〜88)
ソフトウェアの開発作業に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。
機械メーカのS社では,製品Xに組み込むソフトウェア(以下,Xソフトという)の開発作業A~Hを表1のように計画した。ここで,前作業とは当該作業を開始する前に終了していなければならない作業のことであり,各作業は前作業が終了すればすぐに開始する。各作業に掛かった費用は,各作業完了時に計上する。
表1 Xソフト開発の作業
| 作業 | 日数 | 費用 | 前作業 |
|---|---|---|---|
| A | 2 | 5 | なし |
| B | 3 | 7 | A |
| C | 4 | 4 | B |
| D | 4 | 5 | A |
| E | 5 | 6 | D |
| F | 2 | 5 | A |
| G | 6 | 6 | D,F |
| H | 7 | 12 | C,E,G |
図1は,表1に基づいて作成したアローダイアグラムである。

作業Hは,他の作業に比べて日数が多い。作業Hの内容を確認したところ,費用を現在の12よりも多く負担することで,作業をH1~H3の三つに分割できることが分かった。分割後のそれぞれの作業の日数,費用及び前作業は表2のとおりである。このときの費用と効果に関する記述として,適切なものはどれか。
表2 分割後のそれぞれの作業の日数,費用及び前作業
| 作業 | 日数 | 費用 | 前作業 |
|---|---|---|---|
| H1 | 3 | 5 | C,E,G |
| H2 | 2 | 6 | C,E,G |
| H3 | 2 | 4 | H1,H2 |
- ア費用を2追加することで,作業Hを2日間短縮できる。
- イ費用を2追加することで,作業Hを3日間短縮できる。
- ウ費用を3追加することで,作業Hを2日間短縮できる。
- エ費用を3追加することで,作業Hを3日間短縮できる。
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正解 ウ費用を3追加することで,作業Hを2日間短縮できる。
要点並行作業は長い方の日数で決まる
解説
H1(3日)とH2(2日)は並行して行え、その後にH3(2日)を行うので、分割後は 3 + 2 = 5日となり、費用3の追加で2日短縮できます。
- 分割後の日数 = max(3, 2) + 2 = 5[日]
- 短縮日数 = 7 − 5 = 2[日]
- 分割後の費用 = 5 + 6 + 4 = 15、追加費用 = 15 − 12 = 3
- ア:追加費用は3なので誤り。
- イ、エ:H1とH2の長い方(3日)を使うので、短縮は2日で誤り。