平成27年度春期 ITパスポート 問93 解説
中問C(問93〜96)
売上高の損益分析に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。
部品メーカに勤めるAさんは,材料費などの変動費と人件費などの固定費を把握し,表計算ソフトを活用して,売上高と利益を検討することにした。1か月の売上高,変動費に固定費を加えた総費用を基に,図1に示すような売上高の損益分析を行うためのワークシートを作成した。
変動費は売上高に連動して増減する費用であり,変動費率は変動費の売上高に占める割合である。固定費とは,売上高にかかわらず発生する一定額の費用である。損益分岐点は売上高と総費用がちょうど等しくなる売上高であり,売上高が損益分岐点以下であれば赤字になり,それ以上になれば利益が出る。
変動費率と固定費は,それぞれセルB1,B2に入力してある。

売上高に応じた総費用を求めるために,図1のセルB5に計算式を入力して,セルB6~B15に複写する。セルB5に入力する計算式として,適切なものはどれか。
- アA5*B1+B2
- イA5*B1
- ウA5*B$1+B$2
- エA5*B$1
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正解 ウA5*B$1+B$2
要点複写しても固定したいセルは行番号の前に$を付ける
解説
総費用 = 売上高 × 変動費率 + 固定費 なので、B5 には A5*B1+B2 の形の式が入ります。B5をB6〜B15へ下に複写すると行番号がずれるため、変動費率(B1)と固定費(B2)は行を固定する B$1、B$2 と書く必要があります。A5は各行の売上高を参照したいので相対参照のままにします。
- ア:B1、B2が複写でB2、B3…とずれるので誤り。
- イ:固定費を加えていないうえ、B1もずれるので誤り。
- エ:行は固定されますが、固定費を加えていないので誤り。