平成24年度春期 ITパスポート 問98 解説
中問D(問97〜100)
チェック数字に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。
多くの市販の書籍には,書籍を識別するためのISBN(International Standard Book Number)コードが付けられている。ISBNコードは,0~9の数字を使った13桁の記号で構成され,左側から桁を数える。最も左側の桁を1桁目とする。1桁目から12桁目までは,国記号,出版者記号及び書籍固有の記号などが含まれる。
ISBNコードの13桁目(最も右側の桁)はチェック数字と呼ばれる桁である。ISBNコードのチェック数字は,1桁目から12桁目の数字を使って,次の計算方法によって求める。ここで,図1のように1桁目から12桁目の数字をa₁~a₁₂,チェック数字をXとする。
〔チェック数字の計算方法〕
(1) a₁~a₁₂について,奇数桁には1,偶数桁には3の重みを付ける。
(2) a₁~a₁₂の各桁に,それぞれの桁に対応した重みを掛けたものの和Sを求める。
S=a₁×1+a₂×3+a₃×1+…+a₁₂×3
(3) Sを10で割った余りRを求める。
(4) 10からRを引いた値をチェック数字Xとする。なお,この値が10になった場合は,チェック数字は0とする。

ISBNコードにチェック数字が含まれていることによって得られる効果はどれか。
- ア検査機能が付加されるので,ISBNコードを人が入力する際に,入力ミスが検出しやすくなる。
- イ識別機能が付加されるので,在庫管理システムや書籍検索システムなどにおけるコンピュータ処理の効率が向上する。
- ウ整列機能が付加されるので,客が書店で書籍を探す際に,その書籍を展示してある棚が分かりやすくなる。
- エ分類機能が付加されるので,図書館や学校などが行う書籍管理のための図書分類が明確になる。
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正解 ア検査機能が付加されるので,ISBNコードを人が入力する際に,入力ミスが検出しやすくなる。
要点チェック数字は入力ミスや読取り誤りを検出するためのもの
解説
チェック数字は、ほかの桁から計算で求めた値なので、入力された数字から再計算して一致しなければ誤りと分かります。これにより、人がISBNコードを入力するときのミスを検出しやすくなります。
- イ:書籍の識別はISBNコード自体の機能で、チェック数字による効果ではないので誤り。
- ウ:チェック数字に整列の機能はないので誤り。
- エ:チェック数字に分類の機能はないので誤り。