平成26年度春期 ITパスポート 問88 解説
中問A(問85〜88)
売上増加と費用削減を目的とした施策の検討に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。
M社は,テレビ番組で商品を紹介し,電話で注文受付を行う通信販売の会社である。M社は,一部地域を除き,東日本エリアと西日本エリア向けに別々のテレビ番組を放送し,地域に関連した商品を紹介して,東西それぞれの電話受付センタで注文受付を行っている。
M社では来年度の施策として,売上増加を目的に,全国ネットのテレビ番組に変更して新たに数量限定の商品を特別価格で提供する特売コーナを設けることと,運用コスト削減を目的に,電話受付センタを1か所に集約することを計画している。
M社の企画部門のYさんは,運用管理部門から電話受付センタの運用データを,販売部門から商品情報をそれぞれ入手し,M社で計画している施策について,実施した場合の効果を〔効果予測する項目〕に従って検討するように上司から指示された。
また,入手する運用データ及び商品情報は社外秘の情報であり,M社の社外秘の情報の取扱いを定めた〔データ管理要領〕に従って取り扱うように指示された。
〔効果予測する項目〕
来年度の施策による効果を,次の項目について試算する。
① 電話受付センタを集約することで削減可能なオペレータ数と削減費用
② 特売コーナの新設で増加する利益
なお,来年度の施策によって1日の平均電話受付件数は,現在の東西の両電話受付センタで受け付けている件数の合計の5%増になるものとする。
〔データ管理要領〕
データを受領した場合,データの格納された媒体の種類,媒体の個数,受領日,使用目的,使用期間,保管方法,廃棄・返却予定日をデータ管理簿に記載し,後日,受領したデータの取扱内容を追跡可能にすること。
M社で計画している特売コーナでは,放送時間の中で紹介できる商品が2種類に限定されるので,商品A~Dの中から利益を最大化する組合せを選定する必要がある。そこでYさんは,各商品に関する1日当たりの販売可能な数量,1個当たりの利益及び1時間当たりの予想注文数を示す表2を,販売部門から入手した。
特売コーナで紹介した商品は,この番組の放送終了後から2時間以内に限り注文を受け付けることにしたとき,利益を最大化する商品の組合せはどれか。
表2 候補商品の数量と利益
| 商品名 | 1日当たりの販売可能な数量 | 1個当たりの利益(万円) | 1時間当たりの予想注文数 |
|---|---|---|---|
| A | 90 | 1 | 60 |
| B | 50 | 2 | 40 |
| C | 40 | 3 | 20 |
| D | 25 | 4 | 10 |
- ア商品Aと商品B
- イ商品Aと商品D
- ウ商品Bと商品C
- エ商品Cと商品D
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正解 ウ商品Bと商品C
要点販売可能数は予想注文数と販売上限の小さい方で計算する
解説
注文を受け付けるのは放送後2時間なので、各商品の販売数は「1時間当たりの予想注文数×2」と「1日の販売可能数量」の小さい方になります。
- A:60 × 2 = 120 → 上限90個、利益 90 × 1 = 90[万円]
- B:40 × 2 = 80 → 上限50個、利益 50 × 2 = 100[万円]
- C:20 × 2 = 40 → 40個、利益 40 × 3 = 120[万円]
- D:10 × 2 = 20 → 20個、利益 20 × 4 = 80[万円]
利益の大きい上位2つはC(120万円)とB(100万円)で、合計220万円のウが最大です。
- ア:90 + 100 = 190[万円]、イ:90 + 80 = 170[万円]、エ:120 + 80 = 200[万円]で、いずれもウより小さい。